手動対策待った無し!SEO担当に送るウェブスパムまとめ完全版

ペンギンとパンダ

 

SEO担当者に送る、ウェブスパムまとめの完全版です。これを全て実行すれば手動対策待った無し!インデックス永久追放されちゃうかも!?

Googleガイドライン違反から倫理的なスパムまで網羅したブラックハットSEO特集。(クローラー向けには別のコンテンツを用意してあります。)

 

 

1. コンテンツスパム

 

2010年以前くらいまではこれらのコンテンツスパムは非常に有効で、悪質な事業者が検索結果を汚染していました。

2011年に英語圏で、2012年には日本で実装されたGoogleのパンダアップデートによって今ではコンテンツスパムをアルゴリズムで検出して弾くことができるようになっています。

 

①隠しテキスト

(1)背景と同色でテキスト、キーワードを記述する(背景との近似色もアウト)

これについてはページ内のテキストの全選択(command + Aなど)をすると色の反転により隠しテキストが浮き上がってきます。

(2)ユーザーに認識できない小さいフォントでテキスト、キーワードを記述する

<font>タグ、CSSで実装することができます。

(3)CSS-Positioningで画面外にキーワードを設置する

レスポンシブデザインでスマホ版ページだけ画面外にキーワードが配置してある、というパターンも当然だめです。

スマホでデスクトップ版サイトをそのまま表示させていて、スクロールしないとコンテンツが表示されないのは問題ありません。

ただしめちゃくちゃスクロールしないといけないくらい下や右に配置して意図的にユーザーの目から隠すのはスパムです。

むしろGoogleは品質の低いスマホ版ページを表示させることよりも品質の高いPC版ページをスマホでそのまま表示させる方を推奨しています。

 

②キーワードの意味のない羅列

(1)ワードサラダ

いい名前ですね。ワードサラダ。

ページ内にキーワードやテキストを意味なく羅列するスパムです。

(2)<title>タグ, <meta>タグ, <h>タグ内のキーワードの意味のない羅列

これらのタグ内に意味のないキーワードを記述することもGoogleガイドライン違反となります。

 

③<h>タグをページ内に過度に設置

また、XHTMLでは<h1>タグを1ページに1回しか使用できないと決まっています。

 

④<meta>タグの濫用

昔のアダルトサイトでは<meta description>タグ内に大量にキーワードを記述して大企業の会社名などで検索上位を独占するというスパムが行われていました。

また<meta keyword>タグにキーワードを詰め込むスパムも横行しました。

これを受け、現在Googleは<meta>タグをランク要素として採用していません。

とはいえ<meta description>はCTRに大きく寄与するので設定した方がいいです。

 

⑤フェイクコピーリスティング

他社サイトのページのHTMLをコピーして自社サイト内に複製して公開すること。(コピーコンテンツ)

リンク施策やオーソリティ次第でオリジナルのページより上位表示される場合もありますが、そもそも著作権法違反に当たります。

 

⑥コンテンツ自動生成

本来Googleのガイドラインで言う所のコンテンツ自動生成とは、マルコフ連鎖などによって意図的に意味のないコンテンツを大量に生成するスパムのことを指します。

人工知能によって生成されたコンテンツはユーザーに価値があればこれには抵触せず、正当に評価されるとされています。

 

⑦JavaScriptを使用していないウェブサイトで<noscript>タグを使用してテキスト, キーワードを記述する

<noscript>タグとは、ブラウザ環境などによってJavaScriptがレンダリングできない場合にJavaScriptの代わりに表示させるコンテンツを定義するタグです。

同じく<noscript>内にJavaScriptと無関係なコンテンツを記述するのもガイドライン違反です。

 

⑧フレームを使用していないウェブサイトで<noframe>タグを使用してテキスト, キーワードを記述する

タグの効用、スパム内容は⑦の<noscript>タグと同じです。

 

⑨CSSの”display:none”をアクセシビリティ以外の目的で使用してキーワードを記述する

Googleは現状正当な”display:none”要素とスパムとを完璧に識別できないので、ユーザビリティの名目で使用すればスパム認定されずにキーワードを記述できる可能性があるような気もします。

まあそんなことを言い始めたらメインコンテンツがキーワードを入れるためだけの文字列みたいなサイトは沢山あるのでdisplay:noneに限ったことではないとも思います。

いずれにしても悪用は避けるべきだと思います。

 

 

2. リンクスパム

 

コンテンツスパムと同じく長く検索結果を汚染してきたリンクスパムですが、こちらも2012年に初めて行われたペンギンアップデートを皮切りに淘汰の道を歩みつつあります。

ペンギンアップデートやリンクに関連する本体アルゴリズムのアップデートは再三行われ、2016年にはペンギンアップデートがリアルタイムに更新されるGoogleのコアアルゴリズムに加わりました。

 

①有料リンク

コーディングができないSEO担当者が手っ取り早く手動対策を受けるならリンクを買うのが一番です。

今のところ有料リンクの比較サイトを私は知らないので自力でよく有料リンクの業者を比較して購入することをおすすめします。

リンクを購入したら、Google Search Consoleの「サイトへのリンク」から確認することができます。

また、有料リンクの購入を推奨するコンテンツも同じくスパムとみなされます。

 

②隠しリンク

(1)画像埋め込み型隠しリンク

1px*1pxの極小の画像を<a>タグでリンク化する。

(2)CSSを使用した隠しリンク

CSSによってリンクを画面外に配置したり、アンカーテキストのフォントを極小に設定することでユーザーに見えないリンクを設置することができます。

(3)overflowを用いたリンクボックスによる隠しリンク

こちらも(2)に近い手法で隠しリンクを設置できます。

(4)<noscript>, <noframe>埋め込み型

(5)ASPツール埋め込み型

これは一部では現在も有効な可能性があり、使用しているサイトも存在します。

 

③相互リンク

相互リンク獲得条件として複数個のリンク設置ページを自社ページに掲載するパターン、①のバックリンクがリストからランダムに抽出されてリンクされるパターン、ネズミ講型の相互リンク、インセンティブ型の相互リンクなど、色々なパターンがあります。

 

④ツール埋め込み型リンク

アクセスカウンタ, ログ解析ツールなどのツールのHTMLに隠しリンクを埋め込む。

 

 

3. クローキング

 

ユーザーとクローラーにそれぞれ別のサイトを返す手法。

 

 

4. リダイレクトスパム

 

Refreshタグ、JavaScript、Adobe Flashなどによって不適切にリダイレクトさせる。

 

 

5. ドアウェイページスパム

 

①ウェブページ自動生成プログラムによるドアウェイページ

②無関係なキーワードによるドアウェイページ

③ドアウェイドメイン

④他のスパムと併用したドアウェイページ

 

 

6. ドメインの濫用

 

①サブドメイン名にキーワードを詰め込む

②キーワードを詰め込んだディレクトリをドアウェイページとしてのみ生成する

③DNSスパミング:ドメインを自動で大量に生成する

 

 

7. 予測検索スパム

 

検索窓のオートコンプリート機能に出てくる予測検索を意図的に操作するスパムです。

プログラムによって大量のクエリを自動で送信するなどの手法が採用されます。

 

 

8. ネガティブSEO

 

スパムによって自社サイトの順位を上げる方法とは反対に、競合サイトなどのランクを意図的に落とす施策です。

サーバー攻撃やリンク系のネガティブSEOなど色々な手法がありますが本当に悪用されると嫌だし書くのも面倒なので割愛します。

 

一件特筆するとすれば、近年目立って横行しているのはやはりDMCAの悪用でしょう。

DMCA申請という仕組みは検索エンジンの最大の脆弱性とも言われています。

DMCA申請とは本来著作権を侵害しているウェブコンテンツの削除申請を誰でも行うことができ、コンテンツの著作権を保護するための仕組みです。

これを悪用して上位サイトの著作権侵害をでっち上げて削除したり、自社の悪評消しに使ったりする手法が現在でも行われています。

悪評隠しについては大企業でも行う例があり、日本では最近では株式会社DYMやウォンテッドリー株式会社が使用して大変話題になりました。

DMCAは誰でも申請ができる代わりにログが残って世界中に公開されるので、自演を行うと必ずばれます。

 

 

検索エンジンによるペナルティ / 手動対策

 

Googleはスパム行為を検出するとウェブサイトのSearch Consoleに警告メッセージを送付の上以下の手動対策を講じます。

 

①掲載順位の低下

②検索エンジンのインデックスから除外

かつてサイバーエージェント、BMW、リコーなどのサイトが施行されたことがあります。

③サイト運営ドメインの削除

スパムサイトが属するドメインそのものを半永久的にインデックスから追放

④サイトのホストサーバーIPアドレスの追放

スパムサイトがホストされているサーバーをIPアドレスごとbanする

⑤関連ウェブサイト群インデックス全削除

 

 

検索エンジンによる手動対策を受けた際の対応

 

Googleであればまずはスパムを取り除き、Search Consoleからサイトの再審査リクエストを送信します。

スパムが取り除かれ、同じ問題が再度発生しないとGoogleが判断できた場合、手動対策が取り下げられます。

再審査リクエストが受理されて手動対策が取り下げられれば、サイトがリクロールされるのを待つことになります。

この方法で解決しない場合、ドメインを再度取得する、サーバーを移転する、新規IPアドレスを取得してウェブサイトを再度立ち上げるなどの対応が必要となります。

 

 

 

まとめ

 

ウェブスパムまとめ完全版と言っておきながら完全には全く網羅できませんでした。

AMPのコンテンツ不一致、Flash, MP3, 拡張ポッドキャスト等のファイルの補助要素の悪用、Flexible Samplingの構造化データマークアップの悪用など、やろうと思えばまだまだスパムはあります。

年間100以上のアップデートを行うGoogleアルゴリズムが日進月歩のスピードでスパムを淘汰していくのと同時に、そのアルゴリズムの目をかいくぐる新たなスパムの手法が生まれては消えていきます。

Googleのアルゴリズムはもちろんのこと、それと同時にインターネット上のコンテンツやモラルが成熟し、アルゴリズムだけに頼ることなくスパムや倫理的侵犯が文化と市場によって自浄されればいいなと強く思っています。

そしてGoogleのガイドライン違反に限らず、グロースの費用対効果とユーザーに提供できる価値、CPAと遵法のバランス感を欠いた一部のウェブマスターの煽りで真に価値あるコンテンツがユーザーの元に届かなくなることが二度とないよう。

少なくとも自分はSEOをやりながらメディア事業を作る人間として、このバランス感を見失わない事業ハンドリングをしながら、ユーザーに価値あるコンテンツとクリティカルで本質的なSEOを追求していきたいと思っています。

 

 

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