明日のアストロノート – 東京大学起業サークルTNKの活動紹介、振り返り –

 

東大起業サークルTNKロゴ

 

明日のアストロノート – 東京大学起業サークルTNKの活動紹介、振り返り –

 

革命的で先駆的な明日のアストロノート。

ささやかな功績を揶揄するならこうである。

 

 

私は2015年12月から2016年12月までの1年間、東京大学起業サークルTNKの代表を務めていました。

私の代表在任期間を振り返りながら、東大起業サークルTNKの活動紹介も兼ねながら、備忘録として一年間の感想を書いてみたいと思います。

起業に興味のある学生の方など、参考にしてみてください。

学生の方に限らず、TNKの活動等に興味を持って頂ける方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

結果としては、40人のアスキャンが揃ったと感じています。

アスキャンとはこれからジョンソン宇宙センターでの訓練を経て正式にNASAの宇宙飛行士となる宇宙飛行士候補生(Astronaut Candidate)の意で、

謂わば「宇宙飛行士を目指すための資格を与えられた者」です。

この先の未来、NASAから月を目指すも良し、ISSで医療研究を目指すも良し、大企業に戻って月面ローバーを開発するのも良し、起業してベンチャーから宇宙を目指すも良しだと。

あらゆる目標に挑戦するに足る盤石の基礎を身に付けたアスキャンがこれから各人目標を定め学び、特化した能力を身に付け、

各領域で最大のインパクトを持ってくれると信じています。

 

 

TNK12期は通期でのTNKのビジョンを

「世界に通用する起業家を輩出する」

と定め、堅牢な基礎を提供し、質と再現性にこだわり、学生企業がより現実的に成功角度を高められるカリキュラムを目指しました。

 

大枠はインプットの勉強会とアウトプットのアクセラレータプログラムの二軸であったので、この二種の活動についてご報告・ご紹介します。

 

一年間の活動を通して提供したかったものは起業における「基礎」と「経験」でありました。

 

インプットの勉強会は、学生起業の前提で既存市場をリプレイスする形のビジネスモデルをベースのモデルとしながら、

再現性と成功角度の高い事業モデルを構築するための基礎に徹して構成しました。

 

 

インプットの勉強会は以下のテーマで全15回に渡って開催しました。

 

第1回 「スタートアップとは」(講師:森本俊亨様)

第2回 「市場とビジネスモデル」(講師:East Venturesパートナー 松山太河様, 株式会社Peroli代表取締役 中川綾太郎様)

第3回 「チームビルディング」(講師:網谷泰平)

第4回 「論理思考」(講師:早田裕樹様)

第5回 「TNK × Code Republic 日本のスタートアップの未来」(講師:East Venturesパートナー 衛藤バタラ様, YJキャピタル代表取締役 平山竜様)

第6回 「管理体制・KPI設計」(講師:笠岡拓実)

第7回 「プロトタイプ・モック」(講師:河野彩子様)

第8回 「プレゼンテーション」(講師:永井絢様)

第9回 「世界のテクノロジートレンド」(講師:Microsoftエバンジェリスト 千葉様)

第10回 「サービス開発」(講師:井手康貴)

第11回 「広告」(講師:佐藤勝人様)

第12回 「ウェブマーケティングとSEO」(講師:山内遼)

第13回 「問題解決のための論理思考」(講師:藤澤慶輔)

第14回 「VRで実現する世界、VRのビジネステーマとしての価値」(講師:牛尾湧様)

第15回 「市場と切り口の最適解」(講師:株式会社ゴロー代表取締役 花房弘也様, TLMパートナー 木暮圭佑様)

 

 

後期のアクセラレータプログラムではインプットを腹落ちさせ、サービスを開発運営する経験と自信を得る最良の手段としてアウトプットの場とし、

サービスのリリースに強くこだわって運営しました。

結果、

・大人のデートのレコメンドサービス

・完全自作ウェディングのオンラインサポートサービス

・和菓子の海外販売サービス

・ダンスのメディア

・音楽のキュレーションメディア

の5つのサービスがリリース、あるいはリリース直前まで至りました。

 

 

以上簡易ですが活動概要の報告・紹介とし、以下活動の自省を述べさせて頂きます。

 

 

今期の活動について、2016年12月に開催されたTNK代表会にて、

「現実性に振ったためにともすれば1兆円企業への朝鮮よりも10億のM&Aを推奨しているとも取れる」というご指摘を受け、

確かに端から概観するとそのように捉えられかねない活動指針の表顕であったなとも感じました。

そうではないと誓言したいです。

基礎の先でこそ偉大な挑戦が可能になると信じてきました。

この盤石の基礎を以って世界一を目指すというマインドを伝えることを疎かにしたことが一番の後悔です。

だからTNK12期13期のみなさんには、確固な視座を持って無上な高みを目指して頂きたいと、強く願っています。

アスキャンが凡庸なエリートに甘んじるも宇宙の果てを夢見るも、目指すところ、信じるもの次第であると。

 

 

そして個人のこととなりますが、TNKの代表を務められたこと、心から幸せに思います。

多分あの一年間で日本一恵まれた、学び多き境遇でした。

学んだことを綴ればきりがないので一つ挙げるとすれば、人として学んだもっとも大切なことは謙虚さでありました。

自分はまだ何者でもないと知り、誰にも自分より優れた能力を探し、辛辣な批判も難航の日も自分のみを責め、人の魅力を探し愛すること。

論理にも技能にも先んじて私の生涯の教理となります。

 

 

近年、TNKの先輩方からはM&Aもあり、数多くの起業、リリースがあり、

TNKは間違いなく日本の社会、未来に最も大きなインパクトを持つ団体になりました。

団体・個人の師として高度な情報, 思考を与え、インtなーんで経験の場を作り、知的財産と資金を次の世代に投資してもらえる、

日本で唯一 Y Combinator的なエコサイクルが回り始めているコミュニティであると感じます。

これまでその恩恵を一方的に享受させていただけたこと、TNKに関わってくださった全ての方への感謝の一意に尽きます。

これからは、そのエコサイクルを牽引し恩返しできる立場になれるよう邁進する所存です。

 

 

ロケットの設計師も管制の指揮官もローバーのプログラマーも宇宙飛行士も、どんな領域であってもTNKメンバーが目指すところであれば日本一になると思います。

あらゆる領域での第一人者が生まれ、日本の未来を動かすとしたら、素晴らしい。

そんな実現しそうな夢を預けて自分は引退となりました。

TNKの現役から末代までのメンバーが、どんな領域を選ぼうと革命的で先駆的なその道のアストロノートであってほしいと思います。

それに足る一番底の礎は整ったと信じています。

我々夢見るアスキャンです。

私も選んだ道のアストロノートを目指します。

 

東大起業サークルTNK

東大起業サークルTNK 最後の勉強会にて

 

 

株式会社Telescope代表 / 東京大学起業サークルTNK12期代表 山内遼

 

 

Telescope Inc.