東京大学

東京大学を退学してきました

こんにちは, 株式会社Telescopeの山内遼です.

僕は一応東京大学に籍を置いていました. 2015年3月に文科二類に入学し, 4年間在学して11単位を取ることに成功しました.

大学の思い出などはどうでもいい(というか一つもない)ので割愛します.

先日退学届を提出し, 2019年3月31日付で東京大学を退学することになりました.

後期課程に進めなかったので厳密には中退扱いにはならず, 僕の社会的ステータスは高卒になるようです. 実に好ましくないですね.

東京大学の辞め方については, 退学届を提出しに行った時に動画撮影をしてきたのでそちらをご覧ください.(くだらないのでそんなにおすすめではないです)

大学に意味はないのか

大学に行かなくなったこと自体は僕はすごくもったいなかったと思っています.

もっと東大で学び, 教養が深く厚みのある人間になりたかった.

様々なことに造詣が深く, 物事を多くの角度と目線から眺められる人, 思考に幅と深みがあり, 同じことからでも多くを考えられる人は美しく格好いい.

そんな人間を目指したかったです.

それを目指すにあたってもっとも力になる場はやはり東大であったと思っています.

分かっていて大学を辞めたのは, その道を捨ててでも成したいことがあったからです.

決して大学に価値を感じなくなったからではありません.

敢えて言いましょう, 大学には大いに価値があると.

しかし, それを超えて目指したいものがあるとき, 大学に固執する必要がないことも確かだと思います.

限られた時間の中で成し遂げたいことがあるとき, どれかを捨てねば全ては実現しないことはよくある.

そのとき, 「大学生だから」を理由にすることなく, 卓上の選択肢の優先度と期待値と魅力でフラットに物事を決めてほしい.

そうすることができる時代だと思っています.

進路の正解不正解など, 数年後の自分が決めること

起業家に限らず, 今日本では社会における大学教育の意義が問われ, 再定義される過渡期にあると感じます.

大学に行くべきかどうかという議論について言うことがあるとすると, 人によると思います.

大学で最大に学んだ素養を活かして大企業で働くビジネスマンもいれば, サークルやバイトに明け暮れて得られた経験や人脈を生業の糧にする人間もいる.

大学でどの程度学び, 大学以外にどの程度打ち込むかは, その人の人生設計とライフスタイルによります.

そのバランスを真剣に考えて選んだ道に本来優劣もなければ正解不正解もありません.

ましてや第三者が評価できるものではありません.

ただ, そのライフスタイルの選択に選択肢と知識が多い方が当然有利ではあります. だからこそより高水準の場に立ち, 人の声に耳を傾けることは大切です.

そしてその高水準の場の代表例が大学であるというだけの話です. 初めから大学という選択肢を無下にすることは, 盲目的に大学に固執することと同じくらいもったいないことです.

選択肢を勝ち得た者だけがそれを天秤にかけることができ, 捨てることも許されるのですから.

これから進路の大きな決断をする人々に伝えたい.

進路の選択とはかくも難しく悩ましいものです.

選択の時を前に, ぜひ盲目的になることなく, しかし外野の意見に惑わされることなく, ただ目の前の選択肢の期待値と優先度と魅力を推し量って進む道を決めていただきたい.

それらを真剣に考え抜いて選んだその道に優劣も正解不正解もありません.

あなたの思想と信念だけがその決断の正解不正解を知っていて, その真偽は数年後の自分だけに分かることです.

そしてせめて周りの大人は, 思想や信念が宿るべき命題を前に自分の一意見を正解の如く語るのはやめていただきたい.

狂気の世界で進む道の決断をしている者の邪魔をするな.

ただ先に生まれただけの先人なのだから, 自己顕示欲に駆られた正論気取りはやめて, 正しい情報と謙虚な一意見を提供するくらいに留めておくのが格好いいんだと思います.

さよなら東大

人生の大きな決断, 批判もされれば礼賛もされる.

今日僕は机上の選択肢の中で自分がもっとも魅力を感じ, 期待値と優先度が最大の選択肢を選びました.

その代償は東京大学というそれなりに魅力あるものでした.

これが正解であったかどうかは, ひとえに僕がこれからどれだけ起業家の道で大成するかにかかっています.

さよなら東大, 僕は頑張るよ.

今日の決断を英断たらしめるよう, この決別を正解たらしめるよう.

みなさんも同様であると思います.

どの大学に入るか, 大学を辞めるかどうか, どんな仕事に就くか. これからの人生で何度か大きな決断の時が来るでしょう.

その決断を前に, 時に人の声に耳を傾けつつ, 常識に固執せず盲目的にもならず, 純粋にあなたが考え得る期待値と優先度と魅力が最大の正解を選んでいただきたいです.

その決断が正解かどうかは, 選んだ先の未来で, 決断の時想い描いた魅力をどれだけ実現できるか次第です.

人生の進路の決断の正解不正解は, 決断したその時ではなく, 進むと決めた道の先にこそ答えがあるものなのだと思います.

山内 遼

カテゴリー: Story

Haruka Yamauchi

株式会社Telescope代表取締役社長 / CEO