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SEOと論理思考 – 因果と相関 –

SEOと論理思考 – 因果と相関 –

SEOは因果と相関を取り違えやすい領域であると感じます.

Googleのランキングアルゴリズムは原則的に非公開なので, 元原理を数学的に解像できないことからこの誤解が多く生まれやすいのだと思います.

ある変数xに貢献する施策aが実装されているから順位が高いのか, 順位が高いから変数xが高くなっており, そのサイトで偶然施策aが施されていただけなのか.

ここを分けて考えなければ一生ランキングアルゴリズムに関する正しい議論はできないと思っています.

先日Twitterの自称SEOコンサルタントのツイートで, 「Wikipediaからの被リンクを獲得しましょう」という旨の投稿を見かけました.

Wikipediaからの外部リンクは原則nofollow属性となっています.

その旨を伝えるリプライに対して, その自称SEOコンサルタントは「Wikipediaほど強いサイトからのリンクはnofollowであっても順位と相関することが多いんです」的なリプライで返していました.

もうめちゃくちゃでしょう.

Wikipediaに掲載されるほどの著名なサイトや導線/ブランドに気を遣っているサイトならそりゃ自ずと順位は高いでしょうよ.

Wikipediaへの掲載が順位をあげている因果の証明にはなんらならない.

極端な話, 検索上位のサイトはCTRが高いからCTR上げましょう, みたいなことを言っているわけです.

(この際WikipediaからのリンクやCTRが順位と実際に因果関係があるかどうかは議論しません.)

その手の因果と相関を取り違えたツイートやら記事やらがやたらと多いし, なまじそれらしいから礼賛される風潮すらある.

そういう頭足らずな言説はスパム並に害悪だと思っています.

なぜなら, これが罷り通ると, SEOとは単に上位を取っているウェブサイトの施策を表面的に舐めるだけの模倣合戦に成り下がるからです.

かつて皆が口を揃えて担ぎ上げた自浄のいきさつをお忘れか.

それを助長する因果と相関を混同した下等なSEOコンサルティングまがいの言説は, 純粋にユーザーのためになるコンテンツを追い求めるサイト運営者の邪魔です.

元原理の論理構造が不明な以上, 本来アルゴリズムの仮説も施策成果も仮説要素と指標の羅列の域を出ないはずで, そこで因果と相関を取り違えたら一生真理になど近づきません.

SEO初心者が相関指標をKPIに掲げてしまうのならまだしも, 無知の知とは対局の立ち振る舞いをする自称SEOコンサルタントこそその気高い自浄の精神で世から消え去ってくれれば良いと思います.

とはいえ, これはSEOに限った話でもなければ私は界隈を啓蒙する立場でもないので, せめて自分は正しく美しい理論で物事を語れるように心がけたいと思います.

株式会社Telescope SEO担当 山内遼

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株式会社Telescope概要

社名    株式会社Telescope(Telescope Inc.)

代表者   山内 遼(代表取締役)

所在地   東京都渋谷区円山町28-4 大場ビルA館 6階B室

設立    2016年7月7日

資本金   4,194万円

事業内容  自動車比較メディア「SUNROOF(サンルーフ)

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Haruka Yamauchi

株式会社Telescope代表取締役社長 / CEO